Friday, November 04, 2016 1:07 PM

英離脱手続きの遅れ懸念 独外相

 ドイツのシュタインマイヤー外相は4日、英政府の欧州連合(EU)への離脱通知前に下院の承認が必要としたロンドンの高等法院判決を受け「通知の遅れは英、EUの双方にとって有害だ」と懸念を表明し、英政府に予定通り離脱手続きを進めるよう求めた。ドイツの首都ベルリンでジョンソン英外相と会談後の記者会見で述べた。

 ジョンソン氏は、判決が「離脱予定に影響を与えるとは思わない」と述べ、来年3月までに離脱通知する方針は不変だと強調した。英政府は判決を不服として上訴する予定だと説明し、従来通り離脱通知に向けた作業を進めるとした。(共同)