Monday, November 07, 2016 10:20 AM

ITが暮らしに浸透 対話型端末相次ぎ発売

 グーグルやアマゾン・コムといったIT大手が、人工知能(AI)を搭載した対話型スピーカー端末を相次いで発売した。話しかけることで家電の操作や情報の検索ができる。日本での発売は未定だが、先行する米国では暮らしに浸透したITが室内での過ごし方に変化をもたらす可能性がある。

 「オーケー、グーグル」。グーグルが4日発売した端末「グーグルホーム」に話しかけると、端末上部がうっすらと光った。指示を待つ合図だ。「部屋を少し明るくして」と頼むと「三つのライトを明るくします」と返答。すぐに部屋が明るくなった。

 端末は手のひらサイズで丸みを帯びた形。Wi-Fi(ワイファイ)経由で照明や空調といった家電を音声で操れる。値段は129ドル(約1万3000円)。動画投稿サイトのユーチューブから検索して楽曲を流したり、動画をテレビに映したりすることも可能だ。(共同)