Monday, November 07, 2016 4:22 PM

長官候補が宗教行事 韓国、人事でまた悪材料

 韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実容疑者の国政介入疑惑を受けた政府の人事刷新で、国民安全庁長官に内定している朴昇柱・元女性家族省次官(64)が、宗教的な行事を行ったり、著書で「瞑想で前世を体験した」などと主張したりしたと伝えられ、国会などで8日までに資質を懸念する声が相次いだ。

 朴大統領は、新首相候補に指名した金秉準氏も野党側に「一方的な人事だ」と反対されており、人事を巡る新たな悪材料となりそうだ。

 聯合ニュースによると、朴昇柱氏は精神世界に関する団体の幹部を務め、5月にはソウル中心部の光化門広場で歴史上の祭事を再現する行事を進行、国の安寧を祈るシャーマニズムの行事などを行った。2013年の著書では「地球上で47回、別の姿で生きてきた」などと主張し、魂や瞑想など精神世界について説いている。(共同)