Monday, November 07, 2016 4:56 PM

パリ協定の批准案を承認へ 衆院、国内手続き終了

 衆院は8日午後の本会議で、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の批准承認案を可決する。衆院承認を経て政府が批准を閣議決定すると、全ての国内手続きが終了する。

 8日夜に米ニューヨークの国連本部に批准書を提出する見通し。すでに批准を済ませた米国や中国、インドなど約100カ国と欧州連合(EU)の仲間入りをようやく果たす。

 国際協力で“脱炭素社会”を目指すパリ協定は4日に発効した。大きく出遅れた日本も4日中に承認予定だったが、環太平洋連携協定(TPP)の強行採決を巡る山本有二農相の「冗談」発言の余波で衆院本会議が開会できず先送りになっていた。(共同)