Monday, November 07, 2016 6:20 PM
核なき世界追求に変化なし 国連決議反対で米高官
カントリーマン米国務次官補(国際安全保障・不拡散担当)は7日、先月の国連総会第1委員会で米国が「核兵器禁止条約」制定交渉の開始を定めた決議に反対したのは「前進のための現実的な道ではなかったことが理由だ」と説明する一方、「核兵器なき世界」を追求するオバマ政権の姿勢に変化はないと強調した。ジュネーブの国連欧州本部で記者会見した。
核廃絶の実現には他の核兵器保有国、特にロシアとの信頼醸成が重要だとしたほか、核兵器廃棄の検証システムの確立も必要だと強調した。
カントリーマン氏は「米国は、核兵器の唯一の目的は抑止力に限るとの政策にほぼなっている」と指摘したが、核の先制不使用政策の採用に踏み切るかどうかの質問には明言を避けた。(共同)
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