Tuesday, November 08, 2016 10:19 AM

米有名誌と記者に賠償命令 300万ドル、「性暴力」記事で

 バージニア州の連邦地裁の陪審は7日、ローリング・ストーンが2014年11月にバージニア大の性暴力を伝えた記事で名誉を毀損されたとする大学の女性職員の訴えを認め、同誌と執筆記者などに計約300万ドル(約3億1000万円)の損害賠償の支払いを命じる評決を出した。ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが報じた。

 ローリング・ストーンは、ジャッキーと名乗る女性が学内で集団強姦されたと報じた。大学の性暴力が話題になっていた時期の記事で関心を集めたが、捜査した警察は被害を立証できないと発表。同誌は虚報の疑いを否定できないとして昨年、記事を撤回した。

 大学職員は記事で、女子学生が警察に被害を申し出るのを妨げようとしたと書かれた。(共同)