Tuesday, November 08, 2016 10:21 AM

トヨタ、営業益29%減 円高で5年ぶり減収減益

 トヨタ自動車が8日発表した2016年9月中間連結決算は、円高進行や北米での苦戦が影響し、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比29.5%減の1兆1168億円となった。売上高と純利益も東日本大震災で大規模な操業停止に追い込まれた11年以来、中間決算として5年ぶりの減収減益だった。

 17年3月期の連結営業利益の予想は、従来の1兆6000億円から1兆7000億円に引き上げた。前期比では40.4%減となる見通し。上方修正は、外国為替相場が前年と比べ円高に振れているが、トヨタの想定より円安で推移したためで、コスト削減も寄与した。

 16年9月中間連結決算の売上高は前年同期比7.2%減の13兆705億円、純利益が24.8%減の9461億円だった。(共同)