Tuesday, November 08, 2016 10:22 AM

結果次第で「延長戦」も トランプ氏の対応に注目

 8日実施の大統領選で、開票結果次第で勝敗の行方が紛糾し「延長戦」にもつれ込む可能性を懸念する声が出ている。劣勢の共和党トランプ候補が、敗北した場合に結果を受け入れるとの明言を避けたり、各地の集会で「選挙はいかさまだ」と強調したりして、都合の悪い結果を拒否するための予防線を張るような主張を続けているためだ。

 トランプ氏は7日も激戦州フロリダでの演説で、民主党クリントン候補が優位なのは「完全にいんちきな(選挙の)制度に守られているためだ」と訴えた。

 大統領選では、開票作業が進む中でメディアが特定候補の当選確実を相次ぎ報じ、対立候補が敗北宣言をするのが慣例。だがトランプ氏が負けた場合にこれに従わず、票の再集計を求めたり、異議申し立ての裁判を起こしたりすることを懸念する声が出ている。(共同)