Wednesday, November 09, 2016 10:27 AM

博多陥没、週明け復旧へ 国交省、再度立ち入り

 JR博多駅前の道路大規模陥没事故で現場では9日、水がたまった陥没部分(長さ約30メートル、幅約27メートル、深さ約15メートル)にセメントを含む特殊な土を投入する埋め戻し作業が続いた。福岡市の高島宗一郎市長は同日、週明けの14日に現場の道路を通行可能な状態にしたいとの見通しを示した。

 国土交通省は9日、市交通局に対し2回目の立ち入り検査をした。現場の地下部分で行われ、陥没の原因となった市営地下鉄七隈線延伸工事の手順や態勢に問題がなかったか調べる。

 福岡市は同日、西部ガスやNTT西日本など、陥没で影響の出たライフライン事業者を集めた復旧対策会議を開いた。高島市長は、9日午後6時ごろに陥没部分の水位を超える高さまで土を入れ、13日までにライフラインを復旧させると明らかにした。(共同)