Wednesday, November 09, 2016 10:29 AM

カナダ移民サイトで障害 米からアクセス集中か

 大統領選の開票が進んだ8日夜(日本時間9日午前)から9日未明にかけ、カナダ政府の入国管理当局が運営する移民情報のウェブサイトに接続しにくい状態となった。ロイター通信などは、大統領選で共和党トランプ候補の優勢が報じられたため、トランプ政権の誕生を嫌う米国人のアクセスが集中したためではないかとしている。

 トランプ候補は移民政策の厳格化などを打ち出しているため、政権を取れば民族や宗教の多様性が損なわれると懸念する米国人は多く、選挙期間中からソーシャルメディアなどで「トランプ政権になればカナダに逃げる」との発言が見受けられた。カナダ東部の島が「逃避先にどうぞ」と売り込みを図って話題になったこともある。(共同)