Wednesday, November 09, 2016 4:44 PM

トランプ氏の行動見守るべきだ ミネアポリス連銀総裁

 ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は9日、ウィスコンシン州オークレアで講演し、大統領選でトランプ氏が勝利を収めたことによる経済への影響を見極める必要があると述べた。連邦準備制度理事会(FRB)はトランプ氏や議会が「どのような行動に出るのか見守らなければならない」とした。 新大統領就任前の12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で追加利上げに踏み切るかどうかについてはコメントしなかった。

 雇用情勢と物価をにらみながら金融政策を運営するスタンスは変わらないとも強調した。

 総裁は、米国の経済が緩やかな成長を続けるとの見通しに「ほぼ変わりはない」と述べ、人口構成の変化や生産性の向上が進まないことが成長を抑制する要因として挙げた。(共同)