Wednesday, November 09, 2016 6:24 PM

TPP年内承認見送り表明 米議会重鎮「確実にない」

 米議会で過半数を占める共和党の重鎮、マコネル上院院内総務は9日の記者会見で「環太平洋連携協定(TPP)が年内に議会に提出されることは確実にない」と述べた。大統領選でTPP脱退を掲げる共和党のトランプ氏が勝利したことを受けて、オバマ政権が目指す年内の議会承認を見送る考えを表明した。

 TPPは参加12カ国で最も経済規模が大きい米国の議会が承認しなければ発効しない。マコネル氏は「トランプ氏が現在の協定内容に反対していることは明らかだ」と指摘した。(共同)