Wednesday, November 09, 2016 6:25 PM

歓迎と困惑が交錯 トランプ氏勝利に米経済界

 「正しい方向への一歩だ」「有権者の声を聞かなければならない」。大統領選の投票日から一夜明けた9日、米経済界ではトランプ氏の勝利を歓迎する声や、予想外の結果に終わったことへの困惑をうかがわせる反応が交錯した。

 著名投資家カール・アイカーン氏は9日に出演したテレビ番組で、トランプ氏の勝利を「正しい方向への一歩だ」と話した。トランプ氏の支援者として知られるアイカーン氏は「必ずしもトランプ氏が市場に悪影響を与えるとは思えない」として前夜の夜間取引で大量の株を買ったことも明かした。

 トランプ氏が打ち出したインフラ支出拡大を早くも当て込む企業も。建設機械大手のキャタピラーは9日、「インフラ投資などは製造業の成功に極めて重要だ」とロイター通信にコメントした。(共同)