Thursday, November 10, 2016 10:10 AM

上原らFAは150人以上 動きだした移籍市場

 大リーグは7日に各球団の幹部がアリゾナ州スコッツデールに集い、移籍市場が動きだした。レッドソックスでプレーした上原、田沢を含む150人以上がフリーエージェント(FA)となり、各球団が水面下で駆け引きを繰り広げる。

 打者はオリオールズで本塁打王のトランボ、ブルージェイズで打点王のエンカーナシオン。投手ではカブスのチャプマン、ドジャースのジャンセンら抑えが注目される。エース級の先発投手や20代の大型野手は不在で、カブスのエプスタイン編成本部長は「例年よりも市場は弱い」と話す。

 田中のいるヤンキースのキャッシュマンゼネラルマネジャー(GM)は先発、救援投手を補強ポイントに挙げた。今季途中にトレードで放出したチャプマン側と既に接触したことを認め「投手陣に確実性を加えたい」と言う。レッドソックスは救援投手と引退した指名打者オルティスの後継探しが優先事項。米メディアはレンジャーズからFAのベルトランに興味を示していると報じた。(共同)