Thursday, November 10, 2016 10:13 AM

戦略見直し考えていない 大統領選でマツダ社長

 マツダの小飼雅道社長は10日、環太平洋連携協定(TPP)など通商協定の見直しを掲げるトランプ氏が大統領選に勝利したことに関連し、「北米戦略を見直すことは現時点で考えていない」と述べた。当面は「大統領就任以降の取り組みを注視したい」と語った。

 マツダは2014年に、米国への輸出に関税がかからないメキシコに工場を建設し生産を始めたが、トランプ氏は米国、カナダ、メキシコが結んでいる北米自由貿易協定(NAFTA)も強く批判している。

 小飼社長は、今後の対応について「政策が具体的になってから考えていきたい。推定でものごとを言うタイミングではない」と述べた。(共同)