Friday, November 11, 2016 10:03 AM

宿敵に快勝、首位ブラジル 6位に沈むアルゼンチン

 10日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)南米予選で、強国の明暗がくっきりと分かれた。ブラジルがホームでアルゼンチンを3-0で破り、首位を堅持。自国開催の2014年W杯準決勝でドイツに1-7と大敗した試合と同じ会場で宿敵に快勝を収め、観客も「王者が帰ってきた」と喝采を送った。

 ブラジルはチチ監督就任後、予選で5連勝と勢いづく。この日も中盤には俊敏な選手を配置して果敢にボールを奪取。ゴール前ではネイマールやコウチーニョらが決定力の高さを見せつけた。アルゼンチンのバウサ監督も「チチ監督は非常に有能だ」と評価する。

 ブラジルが本大会出場へ前進する一方、14年W杯準優勝のアルゼンチンは4試合、勝利から遠ざかる。出場圏外の6位に沈み、予選突破も危ぶまれている。好機をつくりながら、決め切れなかったのはブラジルと対照的だった。(共同)