Friday, November 11, 2016 10:06 AM

米国抜きのTPP検討を メキシコ経済相

 メキシコのグアハルド経済相は10日、ロイター通信に対し、米議会が環太平洋連携協定(TPP)を承認しない場合、米国抜きでも発効できるようにする条項変更を検討するべきだと述べた。

 TPPの発効には参加国で最大の経済規模を持つ米国の議会承認が必要。大統領選で勝利したトランプ氏は国内の雇用を奪うとしてTPPからの脱退を掲げている。

 グアハルド氏は、条項の変更について「(参加する)他の国と話し合う必要がある」との考えを示した。

 日本では、TPP承認案と関連法案が10日に衆院を通過した。(共同)