Friday, November 11, 2016 10:07 AM

12月利上げに「強い根拠」 FRB副議長

 連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は11日、チリ中央銀行の会合で講演し「金融緩和政策を徐々に縮小していく根拠はとても強い」と述べ、12月に追加利上げに踏み切るのが妥当との考えを示した。

 フィッシャー氏は「雇用と物価の目標達成は近い」と強調。大統領選で共和党のトランプ氏が予想外の勝利を収め、金融市場は不安定な状態に陥ったが、現時点で12月の利上げ方針に変わりがないことを示唆した。

 「新興国は米国の利上げの影響に対応できると楽観している」とも語った。一方で「将来は不確実で、金融政策はあらかじめ決まっているものではない」とも指摘した。(共同)