Friday, November 11, 2016 12:37 PM

交渉再開へ米新政権に期待 中東和平でロシア首相

 ロシアのメドベージェフ首相は11日、ヨルダン川西岸ラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。メドベージェフ氏は終了後、大統領選で勝利した共和党のトランプ氏の新政権が、暗礁に乗り上げている中東和平交渉の再開に尽力することを期待すると述べた。イスラエルやロシアのメディアが伝えた。

 メドベージェフ氏は、ロシアのプーチン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相とアッバス氏による直接交渉の開催を提案していることを改めて表明。パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」が平和と安定を実現する唯一の方法だと訴えた。

 アッバス氏は和平交渉でロシアが「効果的な役割」を果たすべきだと主張。「2国家共存」実現に向け、トランプ氏とも協力したいと述べた。(共同)