Monday, November 14, 2016 10:41 AM

コロンビア新和平案合意 反対派は留保、道筋見えず

 半世紀余りにわたる内戦の終結を目指した和平合意案が10月の国民投票で否決されたコロンビア政府と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)は12日、修正協議の末、新たな和平案に合意したことを明らかにした。ゲリラの政治参加を認め、罪を認めれば刑罰が減免されるなどの内容が維持されており、反対派は態度を保留。和平への道筋はまだ見通せない。

 新和平案が改めて国民投票にかけられるのか、あるいは国会承認に委ねられるのかなども明らかになっていない。

 サントス大統領は12日「新たな合意は全てのコロンビア人のものだ」と述べ、反対派の意見を取り入れた新和平案は、より広範な支持を得られるとの自信を示した。サントス氏は内戦終結に向けた努力が評価され、ノーベル平和賞の受賞が決まっている。(共同)