Monday, November 14, 2016 4:44 PM

利上げ「忍耐強く、慎重に」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は14日、経済フォーラム出席のために訪れたテキサス州ウィチタフォールズで、連邦準備制度理事会(FRB)が近く追加利上げに踏み切るだろうとした上で「忍耐強く、慎重である必要がある」と述べ、金利引き上げのペースは緩やかにすべきだとの考えを表明した。ダウ・ジョーンズ通信が伝えた。

 総裁は経済フォーラムで、低金利が「貯蓄する人々にとって不利だ」と述べ、FRBが低金利状態からの打開策をひねり出さなければならないと発言。ただ、従来から米国の経済成長は遅く、社会の高齢化などFRBがコントロールできない要因により、その傾向は今後も続くだろうとも指摘し、金融政策の正常化は慎重に進めるべきだと主張している。(共同)