Monday, November 14, 2016 6:23 PM

核武装容認「言ってない」 トランプ氏が軌道修正

 トランプ次期大統領は14日までに、過去に日本や韓国の核武装を事実上容認する発言をしたことに関し「そんなことは言っていない」と否定した。トランプ氏は大統領選勝利後、さまざまな立場を現実路線に軌道修正する姿勢が目立っている。17日に控えた安倍晋三首相との会談を意識した可能性もある。

 トランプ氏は13日のツイッターへの書き込みで「ニューヨーク・タイムズ紙は私が『もっと多くの国が核兵器を持つべきだ』と信じていると報じている。そんな発言をしたことは一度もない」として同紙を「不正直だ」と非難した。

 同紙は今年3月、「米国が国力衰退の道を進めば、私が言い出さなくても日本と韓国は核兵器を持ちたがるだろう」とのトランプ氏の発言を紹介し、日韓の核保有を容認する考えを示したと報じていた。(共同)