Tuesday, November 15, 2016 4:54 PM

流出文書は英政府と無関係 作成した会計事務所

 英政府に欧州連合(EU)からの離脱戦略がないと指摘する文書が流出した問題で、会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツは15日、文書を作成したことを認め「政府の依頼で作った文書ではない」と表明した。ロイター通信が報じた。

 文書を入手した英タイムズ紙が「内閣のために作成された」として内容を報道。文書は優先事項の決定に6カ月を要する可能性があると指摘し、準備不足を暴露された形となったメイ政権は否定に追われた。

 会計事務所は「内部向けの資料だった」と釈明し、首相官邸や省庁の情報を基にして作っていないと説明した。(共同)