Thursday, November 17, 2016 4:44 PM

駆け付け警護付与命令へ 防衛相、来月から実施可能

 稲田朋美防衛相は18日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊部隊に安全保障関連法に基づく新たな任務の「駆け付け警護」と「宿営地の共同防衛」を付与する命令を出す。新任務を担う部隊は20日以降、順次現地へ向かう。来月12日から新任務の遂行が可能となる。

 政府は、部隊の活動地域を首都ジュバとその周辺に限定し、新任務の実施地域も同様とする。現地の医官を現状の3人から4人に増員して隊員の安全面に配慮する。

 南スーダンに交代で送る陸自第9師団第5普通科連隊(青森市)が中心の11次隊約350人が、派遣中の10次隊との引き継ぎを終え、指揮権が移行する来月12日以降、付与された新任務が必要な状況が生じれば、実行する。(共同)