Thursday, November 17, 2016 6:23 PM

NY円、一時110円台 5カ月半ぶり円安水準

 17日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、トランプ次期米大統領の景気刺激策への期待や12月の米利上げ観測を背景に急落し一時、6月上旬以来約5カ月半ぶりに1ドル=110円台をつけた。

 8日の大統領選でトランプ氏が勝利して以降、急速な円安ドル高傾向が続いている。市場関係者は「トランプ氏の主張がどの程度実現するかは未知数だが、大統領への就任はまだ先で、期待感は冷めにくい」と話していた。

 この日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で12月の追加利上げを示唆。日米の金利差拡大が意識されたことも円売りドル買いを後押しした。(共同)