Friday, November 18, 2016 10:17 AM

首相「信頼できる指導者」 トランプ氏と初会談

 安倍晋三首相は17日夕(日本時間18日朝)、トランプ次期大統領とニューヨークで約1時間半にわたり会談した。会談後、首相は「トランプ氏は信頼できる指導者だと確信した」と記者団に述べた。両氏は日米同盟の重要性を確認。首相は環太平洋連携協定(TPP)を含めた自由貿易推進の意義も説き、理解を促したようだ。両氏は大統領就任後の再協議で一致。首相は来年1月20日の大統領就任式後、早い時期に訪米する方向で検討に入った。

 首相は今回、大統領選直後の異例の早期訪米で、個人的な信頼関係の構築を狙った。首相は会談に関し「ともに信頼関係を築く確信を持てる会談だった」と強調。具体的内容は非公開とした上で「私は基本的な考え方や、さまざまな課題について話した」と説明した。日米同盟の行方を巡り会談での印象を問われると「同盟は信頼がなければ機能しない」として、トランプ氏は信頼できる指導者だと発言した。

 再会談については「2人の都合のいいときに再び会い、さらにより広い範囲について、より深く話し合うことで一致した」と述べた。(共同)