Friday, November 18, 2016 12:27 PM

経済見通し「変わっていない」 セントルイス連銀総裁

 セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は18日、訪問先のドイツ・フランクフルトで記者団に対し、大統領選のトランプ氏勝利後も、連邦準備制度理事会(FRB)の来年の経済見通しは「変わっていない」と述べた。トランプ次期政権の規制緩和や税制改革など経済政策の影響が出てくるのは2018年から19年にかけてだろうとした。ロイター通信が伝えた。

 現状のゆっくりとした利上げのペースは「金融政策の正常化とは呼べない」と述べ、フェデラルファンド(FF)レートの0・25%の利上げはマクロ経済にそれほど意味を持たないと説明した。

 総裁はフランクフルトで「金融政策の今後」についてのディスカッションに参加し「市場は現在、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で(追加利上げの)措置を講じる可能性が高いとしている。私もこれを支持する方向に傾いている」と述べた。(共同)