Thursday, June 30, 2016 1:16 PM

子ども権利委員に大谷氏 国連で選挙、日本人初

 ニューヨークの国連本部で30日、18歳未満の子どもの人権を保障する「子どもの権利条約」の196締約国・地域の対策状況を審査する委員会の委員選挙が行われ、国際人権法が専門の大谷美紀子弁護士(51)=大阪府出身=が当選した。日本人の当選は初めて。

 大谷氏は子どもの権利の保護や促進をテーマにした国連総会第3委員会で政府代表代理として出席した経験がある。日本政府は「家族法や国際人権法の高い専門性を持つ大谷氏が委員にふさわしい」と判断し擁立した。

 委員は計18人で2年ごとに半数が改選され、締約国・地域による投票で得票数が多い順から9人選ばれる。大谷氏の任期は2017年3月から4年間。今回は、大谷氏を含め計17人が出馬していた。(共同)