Friday, November 18, 2016 4:57 PM
選挙後の市場反応「懸念材料にならず」 ニューヨーク連銀総裁
ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は18日、ニューヨークで記者会見し、大統領選のトランプ氏勝利を受けたドル高や国債相場下落などの市場反応は「金融政策にとって懸念材料になるとは思わない」と述べた。市場が12月と想定する追加利上げには影響しないとの見解を示したとみられる。ロイター通信が伝えた。
総裁は「市場の動きは経済政策がどう推移するかについての見方が変化したことに沿うものだ」とした。トランプ次期政権が米国の経済成長率を4%程度に引き上げるとしていることに言及。「可能」だが、そのためには雇用と生産性に大きな伸びが必要となることを考えると「尋常ではない」と述べた。
総裁は「(財政)政策がどうなるのかよく分からない。政策が実行段階になるまで結論を急がない方が良い」とも述べた。(共同)
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