Monday, November 21, 2016 10:23 AM

駆け付け警護へ先発隊到着 南スーダンPKOの陸自

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加し、新任務の「駆け付け警護」と「宿営地の共同防衛」に対応する陸上自衛隊11次隊の先発隊が21日、首都ジュバの空港に到着した。新任務は10次隊から指揮権を引き継ぐ12月12日から適用される。

 ジュバでは7月に政府軍と反政府勢力との間で大規模な戦闘があり、今も治安情勢は不安定だ。国連安全保障理事会が武器禁輸の制裁を議論するなど国際社会は対応に苦慮している。内戦状態が続き、平和を確立する見通しが立たない中で陸自部隊は新任務に臨む。

 11次隊の約350人のうち先発隊約130人は民間航空機2便に分かれてジュバ入り。このうち第1便に乗った隊員60人余りは21日昼前(日本時間21日夕)、ジュバに到着、空港に隣接する陸自宿営地に入った。第2便は21日午後、到着した。今後、12月中旬にかけて残りの隊員も順次ジュバ入りする。(共同)