Monday, November 21, 2016 4:52 PM

ハイブリッド戦研究で拠点 欧米諸国がフィンランドに

 フィンランド政府高官は21日、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)加盟の十数カ国が、軍事介入やサイバー攻撃、情報操作、外交を組み合わせた「ハイブリッド戦争」への対策を研究する拠点をフィンランドに開設することを検討していると明らかにした。ロイター通信などが報じた。

 ウクライナ危機でロシアが同様の手法を使っており、これが念頭にある。最終決定は来春の見通し。

 この高官によると、ハイブリッド戦争対策に関する訓練や研究、情報交換を行うことが目的で、米国や英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランドなどが賛同している。過激派組織「イスラム国」(IS)対策も研究対象になるという。(共同)