Tuesday, November 22, 2016 6:23 PM

トランプ氏、NYT紙訪問 批判の急先鋒、融和姿勢か

 トランプ次期大統領は22日、選挙戦を通じて対立してきたニューヨーク・タイムズ紙の本社を訪問し、社主や編集者、記者らと会談した。主要メディアの中で反トランプ氏の急先鋒だった同紙に自ら足を運ぶことで、批判的な勢力とも融和を模索する姿勢をアピールする狙いとみられる。

 タイムズ紙によると、トランプ氏は自分への批判的な報道について「厳しい扱いを受けた」などと改めて同紙への不満を述べた。一方で「タイムズ紙をとても尊敬している」とも語り、よりよい関係を築きたいとの考えを示した。

 同紙は大統領選で民主党クリントン氏への支持を表明。過去の課税逃れの可能性を指摘したり、性的嫌がらせを受けたと訴える女性らの証言を紹介したりしてトランプ氏を厳しく追及した。トランプ氏はタイムズ紙を「ばかども」「機能不全」などとののしってきた。(共同)