Tuesday, November 22, 2016 6:24 PM

クリントン氏の訴追望まず メール問題でトランプ氏

 トランプ次期大統領の選対本部長を務めたコンウェー氏は22日、選挙で敗北した民主党のクリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使っていた問題などに関し、トランプ氏は訴追を望んでいないと明らかにした。

 トランプ氏もニューヨーク・タイムズ紙に対し「クリントン家を傷つけたくない」と消極的な考えを示した。選挙中は「特別検察官が調査し、クリントン氏は刑務所に入る」と主張していたが、方針転換で融和姿勢を示す狙いがありそうだ。

 連邦捜査局(FBI)はメール問題の訴追を見送ったが、クリントン氏が一族で運営する慈善団体「クリントン財団」と大口献金者との癒着疑惑もある。捜査機関の独立を守る観点から、次期大統領の言及は捜査機関の選択肢を狭めるとして批判が出る可能性もある。(共同)