Monday, November 28, 2016 10:37 AM

国会、12月14日まで延長 与党、年金法成立期す

 政府、与党は28日午後、30日までの国会会期を12月14日まで14日間延長することを決定した。安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表が会談で合意した。環太平洋連携協定(TPP)承認案や、年金制度改革法案の参院での審議時間を確保する必要があると判断。15日に山口県で開かれる日ロ首脳会談への影響を避けるため14日に落ち着いた。年金改革法案に反対する民進党など野党4党は塩崎恭久厚生労働相の不信任決議案提出を決め、徹底抗戦する構えだ。

 佐藤勉衆院議院運営委員長は28日、29日の本会議開催を職権で決定。政府、与党は本会議で14日間の延長を可決した上で年金改革法案も採決し、参院に送付する。

 首相は国会での与党党首会談で、同法案について「どうしても今国会で成立させる必要がある」と強調。会談後、山口氏は14日間の延長幅に関し、日露首脳会談の日程を踏まえ「重要な外交日程がある(ためだ)」と記者団に説明した。(共同)