Tuesday, November 29, 2016 4:50 PM
米軍、シリア誤爆を認定 違法性は否定
米中央軍は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を展開する米軍主導の有志国連合が今年9月にシリア東部デリゾール県で実施した空爆で、シリア政権軍の兵士が多数死亡した問題に関する調査結果を公表し、誤爆と認定した。
ISを標的とした空爆のはずだったが、標的の確認作業に人為的ミスがあったと説明した上で、交戦規定などを故意に無視したことを示す証拠はなかったと強調している。
中央軍によると、有志国連合は当時、政権軍の兵士が軍服を着用していなかったためISの戦闘員と誤認。先入観も重なり、標的を変更することができなかった。シリア政権軍の兵士が攻撃されているとのロシア側からの通告を受け空爆を停止したが、対応が遅れた。(共同)
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