Tuesday, November 29, 2016 4:52 PM

延長国会、主戦場は参院 自民「薄氷」日程に不安も

 政府、与党は国会会期延長を受け、年金制度改革法案など重要法案の成立に全力を挙げる。だが大幅延長は見送られ、主戦場となる参院の日程が窮屈となるのは否めない。審議が1日でもずれ込めば、12月14日まで延長した会期内の成立が微妙となる「薄氷」のスケジュールに自民党参院執行部は不安も抱える。民進党など野党は論戦を通じて敵失を狙う戦略だ。

 「決めるべき時は決める」。自民党の高村正彦副総裁は29日の党役員連絡会で、年金改革法案や環太平洋連携協定(TPP)関連法案の会期内成立に意気込みを示した。

 29日に参院に送付された年金改革法案について、与党が求めた30日の本会議審議入りは民進党の反対で実現しなかった。(共同)