Wednesday, November 30, 2016 10:27 AM

マーラー自筆譜に6億円 「復活」、英競売で最高額

 オーストリアの作曲家グスタフ・マーラー(1860〜1911年)の交響曲第2番「復活」の自筆の楽譜が29日、ロンドンで競売にかけられ、約455万ポンド(約6億4000万円)で落札された。競売大手サザビーズが明らかにした。英メディアによると、楽譜としては史上最高の落札額という。

 楽譜は232ページ。ほとんどの部分は黒いインクで力強い筆致で書かれており、多数の修正の跡も残っている。1894年12月にドイツ・ハンブルクで完成したとの記録がある。

 マーラーの死後、何人かの手に渡った後、マーラー研究家だった米国の経済誌創刊者ギルバート・キャプラン氏が1984年に買い取った。落札者は明らかになっていない。(共同)