Wednesday, November 30, 2016 6:24 PM

国務長官、4人の混戦 トランプ氏、慎重に人選

 トランプ次期大統領の政権移行チームは11月30日、次期政権の国務長官の候補がなお4人いると明らかにした。国務長官は外交を担う最重要ポストでトランプ氏の勝利直後から複数の人物が浮上したが、人選を巡ってトランプ氏の側近の間で意見が対立し、選挙から20日以上を経ても決めかねているようだ。トランプ氏は側近らの動向をにらみながら慎重に選ぶ構えとみられる。

 米メディアによると、退役軍人長官として2008年の大統領選で共和党初の女性副大統領候補だったペイリン元アラスカ州知事が入閣する可能性が浮上。トランプ氏はこれまで3人の女性を閣僚級に起用しており、女性の登用を積極的に検討しているようだ。

 政権移行チームの報道担当者は30日、国務長官候補4人のうち2人は12年大統領選の共和党候補だったロムニー元マサチューセッツ州知事と、トランプ氏の選挙戦を支えたジュリアーニ元ニューヨーク市長だと初めて公式に認めた。(共同)