Friday, December 02, 2016 11:13 AM

FCAは現モデルの生産を2019年まで継続

 2018年初頭には新型モデルが発売予定であるにもかかわらず、FCAは2019年まで今のモデルのラム1500の生産を継続する。オートモーティブニュースが報じた。

 FCAは2018年には20万台のラムのトラックをミシガン州のウォーレン・トラック・アセンブリ工場とメキシコのサルティーヨで生産する計画であり、2019年には6万5000台追加、また改修されるミシガン州スターリングハイツ工場では32万5000台のトラックを生産する。

 FCAが次世代のトラックと並行して今のラムを生産し続けることは意外ではない。ラムの生産をスターリングハイツでも行うことは、生産台数減を回避する確実な方法だ。古い型のトラックを生産し続ければ、低価格の運送用のモデル提供が可能となる。

 また、AWDのチャレンジャーを、ウォーレンとサルティーヨ工場で生産する。厳しい天候条件に耐えられる車種を求めるバイヤーを惹きつける。パワートレインの組み合わせはダッジ・チャージャーとクライラー300ですでに実施済み。V6エンジンにAWDを装備することで、自動車の性能と信頼性も維持できる。

 一方、次世代のトラックはスターリングハイツ・アセンブリ工場で生産される。中型セダンのクライスラー200の置き換えとなる。

 IHSは次世代のチャレンジャーが2020年に発売されると予測した。アルファロメオのセダン、ジュリアで導入され、近日発売のステルヴィオでも導入予定のジョルジオ・プラットフォームに移行すると見ている。当面、ダッジは現状の車両の特徴を維持する必要がある。