Friday, December 02, 2016 11:14 AM

42万人の個人情報流出 資生堂子会社不正アクセス

 資生堂は2日、子会社「イプサ」(東京)の公式ウェブサイトに不正アクセスの被害があり、顧客の氏名や住所など約42万人分の個人情報が流出したと発表した。クレジットカード情報も最大で約5万6千件が流出し、不正利用された可能性もあるという。イプサは同日までに警視庁に届け出た。

 資生堂の岩井恒彦副社長は東京都内で記者会見を開き「迷惑と心配を掛けたことを大変重く受け止めている」と陳謝した。全ての顧客を対象に何らかの補償を検討する方針も明らかにした。

 流出した個人情報は、イプサのオンラインショップに登録した全ての顧客42万1313人分で、氏名や住所に加え、電話番号やパスワードなど。2011年12月14日から16年11月4日までにクレジットカードで決済した顧客の最大5万6121件も含まれ、カード番号や有効期限が漏れた。(共同)