Friday, December 02, 2016 11:14 AM

ゴールドマンが存在感 トランプ政権に人材輩出

 トランプ次期大統領が進める政権人事で、金融大手ゴールドマン・サックスが存在感を高めている。過去にも多くの政府高官を輩出してきたが、トランプ氏はウォール街を批判してきただけに、これまでの姿勢との整合性を問われそうだ。

 財務長官への起用が決まった元幹部のスティーブン・ムニューチン氏に続き、米メディアによると、ゲーリー・コーン社長兼最高執行責任者(COO)の起用も検討されている。コーン氏は、予算編成方針を取りまとめる行政管理予算局(OMB)局長やエネルギー長官への就任が取り沙汰されているという。

 ゴールドマンはこれまでにも、クリントン政権でルービン氏、ブッシュ政権でポールソン氏と、いずれも財務長官ポストに人材を提供。民主党、共和党を問わず関係を築いてきた。(共同)