Friday, December 02, 2016 4:50 PM

「差別より敗北がまし」 大統領選両陣営が口論

 大統領選を戦った共和党トランプ氏、民主党クリントン氏をそれぞれ支えた選対陣営幹部が1日の会合で顔を合わせ、「差別をあおるより、負けた方がまし」「選挙結果を認めろ」と激しい口論になった。トランプ氏勝利決定後も残る深い確執を浮き彫りにした。

 大統領選後にハーバード大で開催される恒例の会合には、トランプ陣営の選対本部長を務めたコンウェー氏、クリントン陣営の広報責任者パルミエリ氏らが出席。

 パルミエリ氏は、白人至上主義的な論調で知られるニュースサイトを率い、次期政権で首席戦略担当兼上級顧問に就任するバノン氏を批判し「差別的な主張を展開するくらいなら、負けたことを誇りに思う」と発言。「私たちが白人至上主義を政策に掲げたというのか」と憤慨するコンウェー氏に「ええ、そうよ」と言い放った。(共同)