Monday, December 05, 2016 5:38 PM

次期政権の政策「生産性向上なら金融政策に影響」 セントルイス連銀総裁

 セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は5日、アリゾナ州フェニックスで講演し、トランプ次期米政権の政策が米国の生産性を向上させるならば、現在の低金利政策に影響を与える可能性があるとの見方を示した。

 総裁は次期政権が掲げる政策のうち、実際に実行されれば数年間で影響が出るものとして、規制緩和、インフラ投資、投資促進に向けた税改革の三つを挙げた。これらが中期的に生産性の向上に寄与する可能性があると分析した。

 一方で、現状では生産性の向上は遅く、金利見通しは低いままだとして、追加利上げの幅は0.25%で十分だとした。(共同)