Monday, December 05, 2016 5:38 PM
バルス氏、仏大統領選出馬 首相は辞任、左派混戦へ
フランスのマニュエル・バルス首相(54)は5日、パリ郊外エブリで演説し、来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)へ向け、社会党など左派の統一候補を選ぶ1月の予備選に出馬すると発表した。選挙戦に専念するため、6日付で首相職を辞任する意向を表明した。
社会党の現職フランソワ・オランド大統領(62)が1日、再選不出馬を表明したことを受け、左派の後継争いは混戦模様。不人気の大統領と共に政権を率いてきたバルス氏が再び左派勢力を結集し、大統領選を戦うことができるか、疑問の声も上がっている。
バルス氏は演説で「平等」「社会正義」といったフランス的価値を強調。「極右を拒絶し、社会を後退させる保守派も拒否する」として、極右、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)、中道・右派統一候補のフランソワ・フィヨン元首相(62)との対決姿勢をあらわにした。(共同)
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