Monday, December 05, 2016 5:39 PM

人道支援、222億ドル要請 国連、シリア内戦で増加

 国連人道問題調整室(OCHA)などは5日、世界各地の内戦・紛争や大規模災害による人道危機の支援のため、2017年の1年間で計222億ドル(約2兆5000億円)が必要とする報告書を発表した。シリア内戦などで必要額は過去最高を更新した。33カ国・地域の9280万人に支援が求められるとしている。

 報告書は、人道危機が深刻な国として内戦や地域紛争に直面するシリア、イエメン、南スーダン、ナイジェリアを挙げたほか、紛争が長期化するアフガニスタンも必要な支援額が増えていると指摘した。

 16年はこれまでに人道支援のために221億ドルが必要となったが、各国の拠出額は114億ドルにとどまっているとした。(共同)