Monday, December 05, 2016 5:39 PM

アレッポ停戦に拒否権 中露、国連安保理決議案

 国連安全保障理事会は5日、シリアのアサド政権軍と反体制派などの戦闘が続く北部アレッポでの停戦を求める決議案を採決し、否決した。政権の後ろ盾である常任理事国ロシアと中国が拒否権を行使した。

 決議案はエジプトとニュージーランド、スペインが主導して作成した。欧米主導の対シリア決議案に中露は度々拒否権を行使している。

 決議案は採択の24時間後から7日間、アレッポで「空爆を含む、いかなる戦闘も停止する」と明記。その後、停戦期間の自動更新を検討するとしている。(共同)