Monday, December 05, 2016 6:31 PM

国連本会議で核廃絶決議 23年連続、日本が主導

 国連総会(193カ国)本会議は5日、世界の指導者らに被爆者との交流を通じた被爆の実態への認識を深める取り組みを促す日本主導の核兵器廃絶決議案を賛成多数で採択した。同様の核廃絶決議採択は23年連続。

 賛成は米国など167カ国で、反対は中国、ロシア、北朝鮮、シリアの4カ国。英国やフランスを含む16カ国が棄権した。

 決議は核兵器使用による非人道的な結末に「深い懸念」を表明し、オバマ大統領の広島訪問を「歓迎」と明記。核拡散防止条約(NPT)体制強化への決意を確認し、2020年のNPT再検討会議成功に向け最大限の努力を促した。(共同)