Tuesday, December 06, 2016 10:11 AM

ブラッター氏申し立て棄却 FIFA処分支持、CAS

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は5日、国際サッカー連盟(FIFA)から科された6年の活動停止処分の取り消しを求めたFIFAのゼップ・ブラッター前会長の申し立てを棄却する裁定を下した。FIFAの処分を「不適切な点はない」と全面的に支持した。

 ブラッター氏はロイター通信に「裁定を受け入れる」と語り、スイスの法廷などには訴えない意向を示した。

 ブラッター氏は2011年、当時のFIFA副会長ミシェル・プラティニ氏に200万スイスフラン(約2億2600万円)を支払った。両者は不正を否定しているものの、FIFAは金銭授受に法的根拠はないと判断。昨年12月に8年の活動停止処分を科し、その後6年に短縮されたが、ブラッター氏が提訴していた。(共同)