Tuesday, December 06, 2016 10:12 AM

当該国や競技団体処分も IOC、ドーピング再検査

 国際オリンピック委員会(IOC)のドーピング再検査でメダリストを含めた失格者が相次いでいる問題で、IOCが陽性反応の多い競技団体や当該の各国・地域オリンピック委員会(NOC)に対して警告や処分の可能性を含めて検討していることが5日、関係者の話で分かった。

 競技団体は重量挙げや陸上が多く、国・地域別ではロシアのほかカザフスタンやベラルーシなど旧ソ連諸国が目立っている。世界反ドーピング機関(WADA)の新たな統一規定で検体の保存期間は10年間に延び、IOCは最新の分析技術を用いて2008年北京、12年ロンドン両五輪の検体を再検査した結果、約100選手が陽性反応を示したとして違反者の処分を順次発表している。(共同)