Tuesday, December 06, 2016 10:13 AM

米欧同盟の重要性再確認 NATO外相理事会

 北大西洋条約機構(NATO)は6日、ブリュッセルの本部で外相理事会を開催した。米国の欧州防衛への関与に一部留保を示したトランプ氏が次期大統領に選出された後、初めての外相理事会。NATOは欧州連合(EU)との防衛協力の深化などを協議し、米欧同盟の重要性を再確認する。理事会は7日まで。

 NATO外交筋によると、NATOはトランプ政権が来年1月に発足した後、なるべく早く首脳会議を開催する方向で調整中。ストルテンベルグ事務総長は5日の記者会見で「トランプ大統領を首脳会議に迎え、彼と協力するのを楽しみにしている」と述べた。

 6日は過激派組織「イスラム国」(IS)壊滅に向け、関係国や組織との協力の強化を検討。7日にはアフガニスタンのラバニ外相やウクライナのクリムキン外相を迎えて協議し、両国の安定に向けて支援する姿勢を改めて示す。(共同)